リハラボ

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腰のモーニングペインは椎間関節を評価してみよう

腰痛は過度な前弯による病態が起因のもの、変性後弯による病態が起因のものがあります。

 

過度な前弯による病態として椎間関節障害や脊柱管狭窄症、脊椎分離症、仙腸関節障害、椎間板症などがあります。

 

そのなかでも椎間関節障害による腰痛(椎間関節性腰痛)は若年者でも多く、また高齢者にも起こる病態です。

 

腰椎椎間関節性腰痛の特徴としては

・過度な前弯がある

・腰椎伸展時に痛い

・モーニングペインがある

・痛い場所を聞くとOne Point Indicationで指し示すことが多い

などがあります。

 

椎間関節性腰痛を考える上で大事なことが腰椎を伸展した時に痛いということです。

 

腰椎を伸展させると椎間関節が重なり合います。

 

その際に関節包や脂肪組織を挟み込むわけです。

 

関節方や脂肪組織を挟み込む原因として多裂筋の攣縮などにより機能していないことが考えてられます。

 

そのため、椎間関節性腰痛を呈している患者さんに対しては多裂筋のリラクゼーションやストレッチなどの治療が必要となってきます。

 

モーニングペインの原因は!?

椎間関節性腰痛がある患者さんは腰椎を伸展させると筋内圧が上昇しやすいです。

 

また背臥位で寝ていても筋内圧が高いという特徴があります。

 

腰痛の患者さんで「朝起きると腰が痛い」という方がいたら椎間関節性腰痛を疑ってみるべきです。

 

One Point Indicationとは?

腰の痛い場所を聞くと手の平で広い範囲を示す場合と指一本で指し示す場合があると思います。

 

この指一本で指し示すことをOne Point Indicationと言います。

 

また椎間関節性腰痛の場合は片側性であるため指し示す時正中を越えることはありません。

 

なぜ手の平で示す場合と指一本で指し示す場合があるのかは椎間関節の支配神経がわかっていれば理解できますがここでは割愛させて頂きます。

 

One Point Indicationに対して手の平で示すことをPalmer Indicationと言います。

 

このPalmer Indicationは椎間板性腰痛の場合に多いです。

 

疼痛部位の見極め方

上記のような特徴を見つけて椎間関節性腰痛だと推察できても疼痛部位がわからないとどこを治療していいかわからないですよね?

 

そんな時には圧痛部位を探して評価してみましょう。

 

腰痛椎間関節性腰痛の約80%がL4/5を伴っています。

 

L4/5が疼痛部位だと予測を立てた場合、L4の棘突起の下半分から2横指外側を押圧します。

 

その時の圧痛の有無を評価します。

 

この時斜め45度から押圧することで効果的に椎間関節の圧痛を拾えます。

 

朝腰が痛いという患者さんがいたら椎間関節を評価してみることも大事だと思いますので是非参考までに。