リハラボ

知っておくと役に立つリハビリの知識を紹介

膝に水が溜まりやすい人は必見。その原因と対処法を紹介します。

膝が痛いと思ったらいつのまにか水が溜まっていて膝が腫れていた。

このような人は多いのではないでしょうか?

病院に行って膝の水を抜いてもらうけどすぐに溜まってまた行かなければいけない・・。

そのような人はまず膝に水が溜まる原因を理解すること、また今から自分でできる対処法を試してみても遅くはないはずです。

今回は膝に溜まる水について解説していきます。

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膝に水が溜まるってどういうこと?

「膝の水」の正体
膝の水とはよく言いますが実際その正体は何なのでしょうか。

正解からいえば膝の水とは滑液(かつえき)のことです。あまり聞きなれない言葉ですが滑液とは潤滑油のことで、膝のすべりを良くしてスムーズに運動できるようにしてくれるものです。

膝関節の中は骨同士がぶつからないように隙間があり、その隙間を埋めるようにこの滑液が満たしてあるのです。

 

膝の水が溜まっていく仕組み
通常であれば古い滑液はリンパ管へと吸収されていくため、関節内の滑液量は一定に保たれています。

しかし、滑液が分泌される量が多すぎると、リンパ管での吸収が追いつかなくなり関節内に滑液が溜まっていきます。

このような状態になるのは膝関節の中で炎症が起こっているからです。

膝関節内で炎症を起こしている方は、その炎症を鎮めるために防御反応として膝の水が溜まっていきます。

なので炎症が治まらないと膝の水を何度抜いてもまた溜まってしまうという訳です。

 

膝の水が溜まる原因とは

膝関節に影響がある疾患をもっている場合

膝関節に関係する疾患は数多いです。例えば・・・

 

1 変形性膝関節症

代表的な膝関節疾患の一つです。

「O脚」などその名の通り膝が変形してしまうものです。

特にホルモンの関係で女性の方がなりやすく、変形により膝関節の軟骨の薄くなった部分に負荷が掛かり炎症が出てきます。

 

2 関節リウマチ

自己免疫疾患の一つであり、もともとは体内に侵入したウイルスなどをやっつけるはずの免疫細胞が異常をきたしてしまうものです。

自身の免疫細胞が自分の細胞や関節を攻撃してしまい炎症が出てきます。

現在のところ発症するはっきりとした原因は不明のようです。

 

3 化膿性関節炎

何らかの原因で膝関節の中に細菌が入りこみ、化膿してしまうものです。

この状態が長く続くことで軟骨の破壊やさらに骨まで破壊されてしまいます。

関節に急激な痛みと腫れがおこり、発熱することも多く、悪寒や震えをともなうこともあるようです。

 

その他にも・・・

偽痛風、滑膜骨軟骨腫症、半月板損傷膝靭帯損傷、離断性骨軟骨炎結核性関節炎など

この他にも様々な膝の疾患が水の溜める原因となり得ます。

 

体重の多い人も要注意

体重の多い方は歩いたり走ったりする際に、痩せている人よりも多く膝に負担がかかります。

体重が原因により膝の炎症が出やすい人も決して少なくないため、体重が多い方は今現在大丈夫でも常に膝に負担がかかっている状態であるため将来要注意です。

ダイエット目的で痩せていく方が多いですが、膝のことを考えるとやはり無理のない範囲で行っていくのは大切ですね。

 

膝の水が溜まっているときやるべきこと

安静

安静にしていても治るはずがない!と思う方もいるかもしれません。

しかし、炎症が起こっている時期に安静にすることは実は大切です。

痛みや熱持っている状態で無理に運動を行うことで、炎症の期間を長引かせてしまうことが十分にありえるため注意しましょう。

 

アイシング

膝の腫れや熱感がいつまでも続くような方は、体の中の水分だけでは熱が下がらない可能性があります。

このような場合は外からしっかりアイシングを行い、炎症を抑える必要があります。

足首をひねったとき、突き指をした時には氷水などで冷やしますよね?

膝の炎症もそれらと同様に患部を冷やすことは有効です。

氷水などでしっかりと冷やす方が良いですが、それが不可能な場合は湿布などで代用しましょう。

炎症を抑えることが目的ですので冷たいタイプの湿布を使用するよう注意してください。

 

サポーターの使用

サポーターで膝を固定することによって関節にかかる負担を軽減できます。

適切にサポーターを着用することで痛みや炎症を抑えることが可能です。

ただし、膝に熱感がある場合や痛みが強い場合は使用せず、アイシングなどを優先して行いましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

何度も膝の水を抜いて困っている人や、膝が痛くて水が溜まっているかも?という方は紹介した方法を試してみても良いと思います。

今回紹介したのはあくまで自宅でできる対処法ですので、まずは可能であれば膝に詳しい専門医のいる病院へかかることをオススメします。